ホーム活動日記堺市女性団体協議会 > 国防婦人会と戦後の女性団体 9月15日
活動日記
月ごとに読む

国防婦人会と戦後の女性団体 9月15日

NHKのニュース特集が週末、何度も「国防婦人会」を
再放送していました。

 

戦争支えた“国防婦人会” 母は…妻は… 女たちの戦争 - 特集ダイジェスト - ニュースウオッチ9 - NHK

 

戦時の国防婦人会は、大きく3つあった中で、
いわゆる一般的な主婦が立ち上げた大日本国防婦人会が
取り上げられていました。

 

敗戦時、父、夫、兄弟、息子たちや家族などを失っても泣くことも
許されなかった女性たち。

お国のためにと日の丸を振って、彼らを送り出した女性たち、
ただただ決死の覚悟で
振り向くことも許されずに戦場に向かわざるを得なかった男性たち。


戦後の女性団体は、新憲法が民主主義と国民主権、
男女平等を謳う下、全国的に女性の人権の確立と地位向上を図るため、
再編成されました。

 

堺市では、戦後昭和23年7月1日に堺婦人会が結成されました。

戦後、女性たちは二度と戦争を起こさないという強い決意を持って
活動を行い、学び始めました。

国防婦人会としての役割を見直したのです。

私は、大学院の修士課程修了までに戦後の日本と女性たちの
活動を学び、今博士課程の論文で、歴史と男女共同参画の
政策実現の研究を行っています。

 

堺市の現男女共同参画センターの歴史も含めて。

今日は、堺市立男女共同参画センターの記念イベントがあります。

昭和55年8月にオープンした当時の堺市立婦人会館は、
現堺市女性団体協議会の先輩諸姉らが、
女性の学習と活動の拠点を作ろうと27年間の建設運動を経て、
建設募金を6600万円集めて、それを堺市に寄付して、
建設を実現しました。

 

お金を集めるだけでは、建設の実現は果たせるはずもなく、
先輩達の様々な苦労はきちんと記録に残されています。

その後、堺市女性団体は、堺市の男女共同参画を
堺市や市民の皆様と共に、一歩一歩前進させてきました。

 

二度と戦争をしない平和社会をつくるための、
あらゆる人々の平等と人権尊重、男女共同参画活動ですね。

いろんな人、市民の皆様、市民団体が訪れ、学び、
支え合う男女共同参画センター。

そして、戦後の女性団体として、常にグローバルな視座から、

堺の、そして日本のジェンダー平等推進の活動を続ける
堺市女性団体です!